36AM13|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

血圧上昇の原因となるのはどれか。

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正解: 2

正答

2

公式正答は 2 です。正答内容は 尿中ナトリウム排泄低下 です。

この問題のポイント

尿中Na⁺排泄が低下すると体内Na⁺・水分が貯留し、細胞外液量・循環血液量が増えて血圧上昇へ働きます。RAAS、カテコールアミン、血管リモデリングの方向も合わせて判定します。

解説

腎からのNa⁺排泄が摂取量に対して不足すると、浸透圧平衡を保つため水も貯留し、細胞外液量と循環血液量が増えます。静脈還流・心拍出量の増加などを介して血圧上昇の原因となるため選択肢2が正答です。

BMI減少は集団として血圧低下方向と関連しますが、単純に「循環血液量減少」と同義にはしません。カテコールアミン産生低下は心拍数・収縮力・血管収縮作用を弱め、アンジオテンシン II産生低下は血管収縮とアルドステロンを介するNa⁺保持を弱めるため、いずれも降圧方向です。血管壁/管腔径比の低下は、壁肥厚や内腔狭小化を伴うリモデリングが相対的に少ない構造を示し、末梢抵抗を下げる方向です。瞬時の血管拡張そのものと同一視しません。

選択肢の確認

選択肢1:BMI(body mass index)減少

正答ではありません。 肥満は交感神経、RAAS、インスリン抵抗等を介して高血圧と関連し、BMI低下は一般にそのリスクを下げる方向です。

選択肢2:尿中ナトリウム排泄低下

正答です。 Na⁺排泄低下はNa⁺・水分貯留を招き、細胞外液量と循環血液量を増やして血圧上昇へ働きます。

選択肢3:カテコラミン産生低下

正答ではありません。 カテコールアミン低下はβ₁作用による心拍数・収縮力とα₁作用による血管収縮を弱め、昇圧でなく降圧方向です。

選択肢4:アンジオテンシンⅡ産生低下

正答ではありません。 アンジオテンシン II低下は直接の血管収縮とアルドステロン分泌を減らし、末梢抵抗・Na⁺保持を低下させる方向です。

選択肢5:血管壁/管腔径比低下

正答ではありません。 壁肥厚・内腔狭小化リモデリングが相対的に少ない構造を示し、血管抵抗は低下方向です。急性血管拡張そのものという意味ではありません。

覚えるポイント

  • Na⁺排泄低下→Na⁺・水貯留→細胞外液量増加→昇圧。
  • カテコールアミン・アンジオテンシン IIの低下は血管収縮や心拍出を弱める方向。
  • 壁/管腔径比は構造的リモデリング指標で、瞬時の血管拡張とは区別する。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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