36PM16|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問
二次性高血圧症の原因となる疾患はどれか。 a.原発性アルドステロン症 b.Cushing 症候群 c.Ebstein 奇形 d.甲状腺機能低下症 e.褐色細胞腫
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正解: 2
正答
2
公式正答は 2 です。正答内容は a、b、e です。
この問題のポイント
公式採点は、内分泌性二次性高血圧の代表疾患である原発性アルドステロン症、Cushing症候群、褐色細胞腫の a・b・e です。ただし、甲状腺機能低下症でも末梢血管抵抗増大などにより拡張期高血圧を生じ得るため、本問には医学的な単一正答性の問題があります。
解説
原発性アルドステロン症ではアルドステロン過剰によりNa⁺・水分貯留と循環血漿量増加が生じます。Cushing症候群では糖質コルチコイド過剰に伴う鉱質コルチコイド作用や血管反応性亢進などが昇圧へ働きます。褐色細胞腫ではカテコールアミン過剰により血管収縮、心拍数・心収縮力増加が起こり、持続性または発作性高血圧を来します。これらが公式採点のa・b・eです。
Ebstein奇形は三尖弁の心尖部方向への偏位を特徴とする先天性心疾患で、二次性高血圧の代表原因ではありません。一方、甲状腺機能低下症は心拍出量が低下する一方で末梢血管抵抗が増大し、拡張期優位の高血圧を伴うことがあります。従ってdを「高血圧の原因にはならない」と教えるのは医学的に不正確です。
医学的にはa・d・eを含む選択肢3も、二次性高血圧を生じ得る疾患で構成されています。公式正答は選択肢2ですが、この単一正答性の曖昧さを区別して学びます。
各肢の最終判定は、a:正しい、b:正しい、c:誤り、d:正しい、e:正しいです。
選択肢の確認
選択肢1:a、b、c
正答ではありません。 aとbは内分泌性二次性高血圧の代表疾患ですが、cのEbstein奇形は三尖弁の先天異常であり、代表的原因には含まれません。
選択肢2:a、b、e
正答です。 原発性アルドステロン症、Cushing症候群、褐色細胞腫はいずれも、ホルモン過剰を介して高血圧を来す代表的な内分泌性二次性高血圧です。
選択肢3:a、d、e
公式採点では正答とされていません。 しかしa・eに加え、dの甲状腺機能低下症も末梢血管抵抗増大などにより拡張期高血圧を生じ得ます。このため医学的には本選択肢も成立し、問題の単一正答性に曖昧さがあります。
選択肢4:b、c、d
正答ではありません。 bとdは高血圧を生じ得ますが、cのEbstein奇形は二次性高血圧の代表原因ではないため、この組合せは成立しません。
選択肢5:c、d、e
正答ではありません。 dとeは高血圧を生じ得ますが、cのEbstein奇形が二次性高血圧の代表原因ではないため、この組合せは成立しません。
覚えるポイント
- 公式正答は原発性アルドステロン症、Cushing症候群、褐色細胞腫のa・b・e。
- 甲状腺機能低下症でも末梢血管抵抗増大から拡張期高血圧を生じ得る。
- 本問は公式正答2を維持しつつ、医学的には選択肢3も成立する単一正答性の曖昧さを明示して学ぶ。
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