36PM79|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

2 つの分離器を同時に使用するアフェレシス治療はどれか。 a.血漿吸着法 b.単純血漿交換法 c.血液直接灌流法 d.血球成分除去療法 e.二重濾過血漿分離交換法

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正解: 2

正答

2

公式正答は 2 です。正答内容は a、e です。

この問題のポイント

一次側で血球と血漿を分け、分離した血漿を二次側の吸着器または血漿成分分画器で処理する「2段階構成」を探します。該当するのは血漿吸着法と二重濾過血漿分離交換法(DFPP)です。

解説

血漿吸着法は、まず血漿分離器で全血を血球と血漿に分け、その血漿を血漿吸着器に通して病因物質を吸着した後に血球と再合流させます。DFPPは、一次血漿分離器で血漿を分離し、二次側の血漿成分分画器で分子サイズによって血漿成分を分けます。したがって、aとeはどちらも一次側と二次側の2つの処理器を同時に用いる方式です。ただし、「血漿分離器を2個使う」とは限らず、第2の器材はそれぞれ吸着器と血漿成分分画器である点が重要です。

単純血漿交換では、血漿分離器で分けた患者血漿を廃棄し、置換液を補充するため、血漿を二次処理器へ通す構成ではありません。血液直接灌流法は全血を吸着カラムへ直接通し、一次血漿分離を行いません。血球成分除去療法は血球除去器や遠心法などで目的血球を除去する方式で、一次血漿分離後に血漿を二次処理する構成ではありません。

各肢の最終判定は、a:正しい、b:誤り、c:誤り、d:誤り、e:正しいです。

選択肢の確認

選択肢1:a、b

正答ではありません。 aの血漿吸着法は血漿分離器と血漿吸着器を連結する2段階方式です。しかし、bの単純血漿交換法は分離した患者血漿を廃棄して置換液を補充する方式であり、血漿を二次処理器へ通しません。

選択肢2:a、e

正答です。 aは一次血漿分離器と二次側の血漿吸着器を併用し、eは一次血漿分離器と二次側の血漿成分分画器を併用します。どちらも血漿分離後に別の器材で血漿を処理するため、本問の2段階構成に該当します。

選択肢3:b、c

正答ではありません。 bの単純血漿交換は血漿分離後に置換液を補充する方式で、患者血漿を二次処理しません。cの血液直接灌流は血漿を分離せず全血を吸着カラムへ通すため、いずれも2段階の血漿処理構成ではありません。

選択肢4:c、d

正答ではありません。 cの血液直接灌流は全血を吸着カラムへ直接通す方式です。dの血球成分除去療法は血球除去器や遠心法などで目的血球を除去します。どちらも血漿分離後に血漿を別の器材で二次処理する方式ではありません。

選択肢5:d、e

正答ではありません。 eのDFPPは血漿分離器と血漿成分分画器を用いる2段階方式です。一方、dの血球成分除去療法は血球除去器または遠心法などで血球を除去するため、血漿の一次分離と二次処理を併用する本問の構成には該当しません。

覚えるポイント

  • 血漿吸着法は「血漿分離器+血漿吸着器」です。
  • DFPPは「血漿分離器+血漿成分分画器」です。
  • 「分離器2個」を「血漿分離器を2個」と読み替えず、一次分離後の二次処理器の役割を区別します。

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