36PM86|第36回 臨床工学技士国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第36回

生物への影響を考慮した放射線量を示す単位はどれか。

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正解: 3

正答

3

公式正答は 3 です。正答内容は Sv です。

この問題のポイント

吸収線量は物質に付与されたエネルギー、等価線量は放射線の種類による影響、実効線量はさらに臓器・組織ごとの影響を考慮します。生物影響を考慮する等価線量と実効線量の単位がSvです。

解説

組織Tの等価線量H_Tは、放射線Rによる組織平均吸収線量D_T,Rに放射線加重係数w_Rを乗じ、放射線の種類について合計して求めます。

H_T=Σ_R(w_R×D_T,R)

実効線量Eは、各組織の等価線量H_Tに組織加重係数w_Tを乗じ、全組織について合計した量です。

E=Σ_T(w_T×H_T)

等価線量と実効線量の単位はいずれもSvです。実効線量を単に「吸収線量×放射線加重係数」とするのは、組織加重係数の段階を欠くため誤りです。これに対し、吸収線量の単位はGy、放射能はBq、照射線量はC/kg、粒子などのエネルギーはeVで表します。

選択肢の確認

選択肢1:Bq

正答ではありません。 Bqは放射性核種が1秒間に壊変する回数を示す放射能の単位であり、人体に吸収された線量や生物影響の大きさを表す単位ではありません。

選択肢2:C/kg

正答ではありません。 C/kgは、X線・γ線が空気中に生じさせた一方の符号のイオンの全電荷を空気の質量で除した照射線量の単位で、生物影響を表しません。

選択肢3:Sv

正答です。 Svは、放射線加重係数を用いる等価線量と、さらに組織加重係数を用いる実効線量の単位であり、放射線による生物影響を考慮します。

選択肢4:Gy

正答ではありません。 Gyは物質1 kg当たりに付与されたエネルギー1 Jを示す吸収線量の単位です。放射線の種類や臓器・組織の感受性は係数として含みません。

選択肢5:eV

正答ではありません。 eVは電子が1 Vの電位差で得るエネルギーを基準とした単位で、光子や粒子のエネルギーには使いますが、生物影響を考慮した線量単位ではありません。

覚えるポイント

  • 吸収線量Dの単位はGy、等価線量Hと実効線量Eの単位はSvです。
  • 等価線量は放射線加重係数、実効線量はさらに組織加重係数を用います。
  • Bqは壊変数、C/kgは照射線量、eVはエネルギーの単位です。

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