38AM8|第38回 臨床工学技士国家試験 過去問
人体の構造と機能解剖生理筋・神経・泌尿器・消化器・内分泌
原尿が通過する経路の順番として正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
この問題では、ネフロン内で原尿が流れる順番が問われています。
腎臓の問題では、どこで濾過され、どこで再吸収や分泌が行われるかを流れで覚えることが大切です。
解説
原尿は、糸球体で血液が濾過されて作られます。
その後、原尿は次の順番で流れます。
- ボーマン囊
- 近位尿細管
- ヘンレ係蹄
- 遠位尿細管
- 集合管
近位尿細管では、水、ナトリウム、ブドウ糖、アミノ酸などが多く再吸収されます。
ヘンレ係蹄は尿濃縮に関係し、遠位尿細管や集合管ではホルモンの影響を受けながら電解質や水の調節が行われます。
国家試験ではここを押さえる
原尿の流れは「ボーマン囊 → 近位尿細管 → ヘンレ係蹄 → 遠位尿細管 → 集合管」の順で固定して覚えます。
選択肢の確認
1.誤り。
集合管は原尿の流れの後半に位置します。最初に通過する部位ではありません。
2.誤り。
集合管から始まり、ボーマン囊で終わる順番になっており、原尿の流れと逆です。
3.誤り。
ボーマン囊は近位尿細管より前にあります。集合管も途中に入る位置ではありません。
4.正しい。
ボーマン囊→近位尿細管→ヘンレ係蹄→遠位尿細管→集合管の順で、原尿の通過経路として正しいです。
5.誤り。
ヘンレ係蹄は近位尿細管の後、遠位尿細管の前にあります。遠位尿細管の後にヘンレ係蹄が来るわけではありません。
覚えるポイント
- 原尿はボーマン囊から尿細管へ流れる。
- 流れは近位尿細管 → ヘンレ係蹄 → 遠位尿細管 → 集合管。
- 近位尿細管では再吸収が盛ん。
- 集合管では水分調節が行われ、尿の濃縮に関与する。
- 腎機能を考えるときは、濾過、再吸収、分泌を流れで整理する。