37AM8第37回 臨床工学技士国家試験 過去問

人体の構造と機能解剖生理筋・神経・泌尿器・消化器・内分泌

誤っているのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

この問題では、尿の輸送、排尿反射、尿道括約筋の性質が問われています。

特に重要なのは、尿道括約筋には次の2種類があることです。

  • 内尿道括約筋:平滑筋。不随意筋。
  • 外尿道括約筋:骨格筋。随意筋。

解説

腎臓でつくられた尿は、腎盂から尿管を通って膀胱へ運ばれます。この移動には、尿管壁の蠕動運動が関与します。

膀胱に尿がたまると膀胱壁が伸展し、伸展受容器が刺激されて尿意が生じます。排尿時には副交感神経が興奮し、膀胱平滑筋である排尿筋が収縮します。

内尿道括約筋は平滑筋であり、自分の意思で直接収縮・弛緩させる随意筋ではありません。随意的に排尿を我慢する働きに関係するのは、主に骨格筋である外尿道括約筋です。

ひっかけポイント
「尿道括約筋」とだけ覚えると混同しやすいです。内尿道括約筋は不随意筋、外尿道括約筋は随意筋と分けて覚えます。

選択肢の確認

1.記述としては正しい。
腎盂から膀胱への尿の移動は、尿管の蠕動運動によって行われます。単なる重力だけで移動しているわけではありません。

2.記述としては正しい。
膀胱の収縮は、副交感神経の興奮により生じます。副交感神経は排尿筋を収縮させ、排尿を促します。

3.記述としては正しい。
尿意は、膀胱に尿が貯留して膀胱壁が伸展することで生じます。伸展刺激が排尿反射のきっかけになります。

4.正答。記述としては誤り。
内尿道括約筋は随意筋ではなく、平滑筋で構成される不随意筋です。随意的な排尿抑制に関係するのは、主に外尿道括約筋です。

5.記述としては正しい。
前立腺は男性の尿道を取り囲むように存在します。そのため、前立腺肥大では尿道が圧迫され、排尿障害を起こすことがあります。

覚えるポイント

  • 尿管は蠕動運動で尿を運びます。
  • 膀胱収縮は副交感神経で促進されます。
  • 尿意は膀胱壁の伸展で生じます。
  • 内尿道括約筋は平滑筋、不随意筋です。
  • 外尿道括約筋は骨格筋、随意筋です。

関連問題

37AM737AM9
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)