39AM80第39回 臨床工学技士国家試験 過去問

医用基礎工学力学・材料力学力のモーメント・斜面運動・塑性変形・円運動

図のように、点滴スタンドの支柱から水平に 10 cm の位置に質量 500 g の輸液バッグが吊り下げられている。支柱に働く力のモーメント[N・m]はどれか。 ただし、重力加速度の大きさを 9.8 m/s² とする。

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正解: 1

正答

1

この問題のポイント

この問題では、力のモーメントの計算が問われています。

力のモーメントは、支点から力の作用線までの距離と、力の大きさの積で求めます。

  • 力のモーメント = 力 × 腕の長さ

図では、輸液バッグが支柱から水平方向に 10 cm 離れた位置に吊り下げられています。

輸液バッグには重力による下向きの力が働くため、この重力が支柱に回転させようとする作用、つまりモーメントを生じます。

図で見るポイント
支柱から輸液バッグの吊り下げ位置までの水平距離が 10 cm です。

ここがモーメントの腕の長さになります。

解説

質量 500 g を kg に直します。

  • 500 g = 0.5 kg

重力加速度は 9.8 m/s² なので、輸液バッグに働く重力の大きさは、

  • 力 = 質量 × 重力加速度
  • 力 = 0.5 × 9.8
  • 力 = 4.9 N

次に、支柱から輸液バッグまでの距離 10 cm を m に直します。

  • 10 cm = 0.10 m

力のモーメントは、

  • モーメント = 力 × 腕の長さ
  • モーメント = 4.9 × 0.10
  • モーメント = 0.49 N・m

したがって、支柱に働く力のモーメントは 0.49 N・m です。

ひっかけポイント
500 g をそのまま 500 として計算しないようにします。

g は kg に、cm は m に直してから計算します。

選択肢の確認

1.正しい。
500 g = 0.5 kg、10 cm = 0.10 m です。力は 0.5 × 9.8 = 4.9 N なので、モーメントは 4.9 × 0.10 = 0.49 N・m です。

2.誤り。
4.9 は輸液バッグに働く重力の大きさです。モーメントを求めるには、さらに腕の長さ 0.10 m を掛ける必要があります。

3.誤り。
49 は距離や質量の単位換算を誤った場合に出やすい値です。10 cm は 10 m ではなく 0.10 m です。

4.誤り。
490 は、500 g や 10 cm を SI 単位に直さずに扱うと出やすい値です。N・m で答えるため、kg と m に直します。

5.誤り。
4,900 は過大です。質量 500 g は 0.5 kg であり、距離 10 cm は 0.10 m です。

覚えるポイント

  • 力のモーメントは、力 × 腕の長さで求めます。
  • 500 g = 0.5 kg です。
  • 10 cm = 0.10 m です。
  • 重力の大きさは、質量 × 重力加速度で求めます。
  • この問題では、4.9 N × 0.10 m = 0.49 N・m です。

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