68AM024|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問

睡眠ステージ1から睡眠ステージ2に移行したと判断できる脳波の波形はどれか。

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正解: 2

正答

2(紡錘波)

この問題のポイント

睡眠ステージ1(N1)にはない、睡眠ステージ2(N2)を定義する特徴的な脳波を選ぶ問題です。

解説

覚醒から眠り始める睡眠ステージN1では、後頭部優位のα波が減少し、低振幅の混合周波数活動となり、頭頂部優位の瘤波(頭頂鋭波)が出現することがあります。N2へ移行すると、睡眠紡錘波またはK複合が現れます。睡眠紡錘波はおよそ11〜16 Hz、典型的には12〜14 Hzの波が0.5秒以上続き、振幅が徐々に増えてから減る紡錘形を示し、中心部優位にみられます。K複合は鋭い陰性成分とそれに続く陽性成分からなる大きな二相性波ですが、選択肢にはありません。したがってN1からN2へ移ったと判断できる波形は紡錘波です。なお、睡眠段階は通常30秒ごとの区間で判定し、N3は高振幅徐波が一定割合以上を占める深睡眠、急速眼球運動(REM)睡眠は低振幅混合周波数脳波と急速眼球運動などで判定します。

選択肢の確認

1.誤り。α波は閉眼安静覚醒時に後頭部優位で現れ、入眠すると減少します。N2への移行を示す波ではありません。
2.正しい。睡眠紡錘波はK複合とともにN2を定義する所見で、その初出によってN1からN2への移行を判断できます。
3.誤り。低振幅速波は覚醒時やREM睡眠などでみられ、N2を特徴づける波形ではありません。
4.誤り。丘波(徐波)の増加はより深い徐波睡眠、すなわちN3で重要です。N1からN2への移行を決める所見ではありません。
5.誤り。瘤波(頭頂鋭波)はN1で出現し得るため、これだけではN2へ移行したとは判断できません。

覚えるポイント

  • N1は低振幅混合周波数活動と頭頂鋭波が手掛かりです。
  • N2は睡眠紡錘波またはK複合で判定します。
  • N3は高振幅徐波、REM睡眠は低振幅混合周波数活動が中心です。

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