68PM001|第68回 臨床検査技師国家試験 過去問
内部精度管理法で管理血清を用いるのはどれか。2つ選べ。
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正解: 2・5
正答
2(X̄-R管理図法)、5(マルチルール管理図法)
この問題のポイント
既知の濃度範囲をもつ管理血清を繰り返し測り、日々の分析誤差を監視する方法を選ぶ問題です。
解説
内部精度管理は、検査室内で測定値の精密さと正確さが安定しているかを継続的に監視する仕組みです。管理血清は患者検体とは別に、一定した性状と目標値をもつ管理試料として測定します。X̄-R管理図法では、同じ管理血清を一連の測定内で複数回測り、平均値X̄と最大値・最小値の差である範囲Rを管理図へ記録します。X̄の変化は校正ずれなどの系統誤差、Rの増大は再現性悪化などの偶然誤差を捉える手掛かりになります。マルチルール管理図法は、管理血清の値を平均と標準偏差に照らし、1回の大きな逸脱や連続した偏りなど複数の判定規則を組み合わせて異常を検出します。一方、項目間チェック、デルタチェック、|R/X̄|管理法は患者検体の測定結果を利用する方法で、管理血清を必須としません。
選択肢の確認
1.誤り。|R/X̄|管理法は患者試料を二重測定し、その差Rを平均X̄に対する比として評価する方法で、専用の管理血清を用いる方法ではありません。
2.正しい。X̄-R管理図法は管理血清を反復測定し、平均値と範囲を別々に監視して系統誤差と偶然誤差を捉えます。
3.誤り。項目間チェック法は、同じ患者の関連項目間に生理学的に矛盾がないかを患者データから確認します。
4.誤り。デルタチェック法は同一患者の今回値を過去値と比較し、検体取り違えや急激で不自然な変化を検出します。
5.正しい。マルチルール管理図法は管理血清の測定値に複数の管理規則を適用し、異常を感度よく判定します。
覚えるポイント
- 管理血清を用いる代表はX̄-R管理図法とマルチルール管理図法です。
- X̄は中心のずれ、Rは測定値のばらつきを監視します。
- 項目間チェックとデルタチェックは患者データを利用します。
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