69PM029|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
ステロイド骨格を持つのはどれか。
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正解: 2
正答
2(アルドステロン)
この問題のポイント
ホルモンを化学構造からステロイド、アミン、ペプチドに分類し、前駆物質と作用様式を結び付けます。
解説
ステロイド骨格は3個の六員環と1個の五員環が縮合した構造で、コレステロールを前駆体として合成されます。アルドステロンは副腎皮質球状帯で作られる鉱質コルチコイドで、このステロイド骨格をもちます。脂溶性なので細胞膜を通過し、細胞内の鉱質コルチコイド受容体へ結合して遺伝子発現を変え、腎遠位部でナトリウム再吸収とカリウム排泄を促します。これに対してアドレナリンはチロシン由来のカテコールアミン、インスリン・オキシトシン・ガストリンはアミノ酸が連結したペプチドホルモンです。ペプチドやカテコールアミンは一般に水溶性で細胞膜表面受容体を介し、ステロイドホルモンは細胞内受容体を介するという違いも合わせて理解します。
選択肢の確認
1.誤り。アドレナリンは副腎髄質でチロシンから合成されるカテコールアミンで、ステロイド骨格をもちません。
2.正しい。アルドステロンはコレステロール由来の副腎皮質ステロイドホルモンです。
3.誤り。インスリンは膵β細胞から分泌される2本のポリペプチド鎖からなるホルモンです。
4.誤り。オキシトシンは9個のアミノ酸からなる環状ペプチドホルモンで、ステロイドではありません。
5.誤り。ガストリンは胃前庭部G細胞などから分泌され、胃酸分泌を促すペプチドホルモンです。
覚えるポイント
- ステロイド骨格は3つの六員環と1つの五員環。
- アルドステロンは副腎皮質球状帯のステロイドホルモン。
- アドレナリンはアミン、インスリン・オキシトシン・ガストリンはペプチド。
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