69PM051|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問
Papanicolaou 染色と比較した Giemsa 染色の特徴として正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2.細胞が大きく見える。
この問題のポイント
Giemsa染色とPapanicolaou染色では固定法が異なり、その違いが細胞の大きさや染まり方にどう影響するかを見分けます。
解説
Giemsa染色では、塗抹した細胞を空気乾燥させ、通常はメタノールで固定して染色します。これに対しPapanicolaou染色では、塗抹後ただちに95%エタノールなどへ入れて湿固定し、乾燥変性を防ぎます。湿固定された細胞は収縮して比較的小さく見えるため、乾燥固定を用いるGiemsa染色の細胞はPapanicolaou染色より大きく見えるのが特徴です。Giemsa染色は血球、炎症細胞、細胞質内顆粒、背景成分の観察に向きます。一方、Papanicolaou染色は核クロマチンの微細構造が明瞭で、OG-6やEA液によって角化の程度などを多彩に染め分けられます。固定法と得意な観察対象を一緒に理解すると選択できます。
選択肢の確認
1.誤り。核小体が赤く染まることはGiemsa染色をPapanicolaou染色と区別する代表的特徴ではありません。
2.正しい。乾燥固定を用いるGiemsa染色では、湿固定を用いるPapanicolaou染色より細胞が大きく見えます。
3.誤り。細胞の剝がれやすさは塗抹、接着、固定などにも左右され、Giemsa染色固有の特徴ではありません。
4.誤り。95%エタノールによる湿固定はPapanicolaou染色で用いる方法です。Giemsa染色は空気乾燥後にメタノール固定するのが基本です。
5.誤り。表層角化細胞を橙色、非角化細胞を青緑色などに染め分けやすいのはPapanicolaou染色です。
覚えるポイント
- Giemsa染色は空気乾燥・メタノール固定で、細胞質や血球の観察に向きます。
- Papanicolaou染色は直ちに湿固定し、核の微細構造を明瞭に示します。
- 角化の染め分けはPapanicolaou染色の重要な長所です。
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