71PM002|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
滲出液と比較して漏出液で高値を示すのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
漏出液と滲出液は、蛋白、LD、比重、細胞数、糖の方向性をまとめて比較します。
解説
漏出液は、心不全や肝硬変などによる静水圧上昇または膠質浸透圧低下で生じます。胸膜・腹膜自体の炎症や透過性亢進が主因ではないため、蛋白、LD、比重、細胞数は低値となります。
一方、滲出液は感染、悪性腫瘍、炎症などで血管透過性が亢進して生じ、蛋白やLD、細胞が増えます。炎症細胞や腫瘍細胞の代謝によってグルコースが消費されることもあるため、比較すると漏出液ではグルコースが相対的に高値です。
選択肢の確認
1.LD
誤り。
LDは細胞障害や炎症を反映し、滲出液で高く、漏出液では低い傾向です。
2.蛋 白
誤り。
蛋白は血管透過性亢進を伴う滲出液で高値となります。
3.比 重
誤り。
比重は蛋白や細胞成分の多い滲出液で高値となります。
4.細胞数
誤り。
細胞数は炎症・腫瘍を背景とする滲出液で多くなります。
5.グルコース
正しい。
グルコースは滲出液で消費され低下することがあり、漏出液では相対的に高値を保ちます。
覚えるポイント
- 漏出液は低蛋白・低LD・低比重・少細胞です。
- 滲出液は炎症や悪性腫瘍で生じます。
- 胸水ではLight基準を用いて滲出性かを判定します。