69PM082|第69回 臨床検査技師国家試験 過去問

自然免疫に関与するのはどれか。 2 つ選べ。

2つ選択
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正解: 3・4 または 3・5 または 4・5

正答

3(好中球)+4(肥満細胞)、3(好中球)+5(マクロファージ)、または4(肥満細胞)+5(マクロファージ)のいずれか1組

この問題のポイント

自然免疫を担う細胞が選択肢中に3つあるため、公式採点ではそのうち任意の2つの組合せが正答になる特殊問題です。

解説

自然免疫は病原体侵入直後から働き、病原体関連分子パターンをパターン認識受容体で認識して、貪食、殺菌、炎症性サイトカイン産生などを行います。好中球は血中から感染部位へ速やかに移動し、貪食、活性酸素、顆粒酵素などで微生物を排除します。肥満細胞は皮膚・粘膜などの組織に常在し、刺激によりヒスタミンや脂質メディエーターを放出して血管反応や炎症を起こし、寄生虫防御などにも関与します。マクロファージは組織で貪食とサイトカイン産生を担い、抗原提示を通じて獲得免疫にも橋渡しします。したがって3・4・5はすべて自然免疫に関与しますが、設問は『2つ選べ』です。公式正答表では3+4、3+5、4+5の3通りが併記され、どの組合せを選んでも正答です。3つ全部を選ぶ問題ではない点に注意します。B細胞とT細胞は抗原特異的受容体と免疫記憶を特徴とする獲得免疫の中心です。

選択肢の確認

1.誤り。B細胞は抗原特異的に活性化され、形質細胞へ分化して抗体を産生する獲得免疫の中心的細胞です。
2.誤り。T細胞はT細胞受容体で抗原を特異的に認識し、ヘルパー機能や細胞傷害を担う獲得免疫細胞です。
3.正しい。好中球は感染初期に動員され、貪食と顆粒酵素・活性酸素による殺菌を担う自然免疫細胞です。
4.正しい。肥満細胞は組織に常在し、脱顆粒やサイトカイン産生を通じて自然免疫と炎症反応に関与します。
5.正しい。マクロファージは貪食、殺菌、炎症性サイトカイン産生を担い、抗原提示も行います。

覚えるポイント

  • 好中球・肥満細胞・マクロファージはいずれも自然免疫に関与する。
  • B細胞・T細胞は獲得免疫の中心である。
  • 本問は3+4、3+5、4+5のいずれか2つの組合せが公式正答である。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

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