70AM024第70回 臨床検査技師国家試験 過去問

超音波検査で誤っているのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

超音波の周波数と、分解能・到達深度のトレードオフを理解します。

解説

超音波は周波数が高いほど波長が短くなり、距離分解能は向上します。しかし、生体内での減衰も大きくなるため、深部まで届きにくくなります。したがって、深部描出には低い周波数が有利です。

連続波ドプラ法はサンプリング位置を限定できない一方、折り返し現象を起こしにくく高速血流の測定に適します。方位分解能はビーム幅に依存し、フォーカスでビームを細くすると向上します。

選択肢の確認

1.周波数 1 〜20 MHz の超音波が用いられる。
記述としては正しいです。
診断用超音波では、目的や臓器に応じておおむね1〜20 MHz程度が用いられます。

2.距離分解能は超音波の周波数が高いほどよい。
記述としては正しいです。
高周波ほどパルス長が短くなり、距離分解能は向上します。

3.連続波ドプラ法は高速血流の測定に適している。
記述としては正しいです。
連続波ドプラ法はナイキスト限界による折り返しの制約がなく、高速血流の測定に適します。

4.深部の描出は超音波の周波数が高いほど有利になる。
正答。記述としては誤りです。
高周波ほど減衰が大きいため、深部描出には低周波が有利です。

5.方位分解能は電子フォーカスによるビーム集束で向上する。
記述としては正しいです。
電子フォーカスでビームを集束して細くすると、方位分解能が向上します。

覚えるポイント

  • 高周波は高分解能ですが浅部向きです。
  • 低周波は分解能が低い一方、深部まで届きます。
  • 連続波ドプラは高速血流、パルスドプラは位置選択に優れます。
70AM02370AM025
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