70PM014|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
急性心筋梗塞発症時に血中濃度が上昇しないのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
急性心筋梗塞で上昇する心筋障害マーカーと、無関係な酵素を区別します。
解説
急性心筋梗塞では心筋細胞が壊死し、H-FABP、ミオグロビン、CK-MB、心筋トロポニンT/I、LDなどが血中へ逸脱します。発症後の上昇時期と持続時間が異なるため、臨床では症状・心電図・経時測定を組み合わせます。
ALPは主に肝胆道系、骨、胎盤、小腸などに由来する酵素で、急性心筋梗塞の代表的マーカーではありません。心筋トロポニンは心筋特異性が高く、診断上とくに重要です。
覚え方
心筋障害では「H-FABP・CK-MB・トロポニン」、胆汁うっ滞や骨疾患では「ALP」です。
選択肢の確認
1.ALP
正答。該当しません。
ALPは主に肝胆道系や骨に由来し、急性心筋梗塞発症時に上昇する代表的マーカーではありません。
2.CK‑MB
該当します。
CK-MBは心筋に比較的多く、心筋壊死で血中濃度が上昇します。
3.LD
該当します。
LD、特にLD1は心筋梗塞で上昇し、CK-MBより遅れて変化します。
4.心筋トロポニン T
該当します。
心筋トロポニンTは心筋特異性が高く、急性心筋梗塞で上昇します。
5.心臓型脂肪酸結合蛋白〈H‑FABP〉
該当します。
H-FABPは心筋細胞質に存在する低分子蛋白で、発症早期から上昇するマーカーです。
覚えるポイント
- ALPは心筋梗塞マーカーではありません。
- 心筋トロポニンT/Iは心筋特異性が高い重要なマーカーです。
- H-FABPは比較的早期、LDは遅れて上昇します。