70PM083|第70回 臨床検査技師国家試験 過去問
日本人の新生児血小板減少症の原因で最も多いものはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
胎児・新生児同種免疫性血小板減少症と、日本人で重要なHPA抗体を押さえます。
解説
胎児・新生児同種免疫性血小板減少症〈FNAIT/NAIT〉は、母体にないヒト血小板抗原〈HPA〉を胎児が父親から受け継ぎ、母体がその抗原に対するIgG抗体を産生することで起こります。抗体は胎盤を通過し、胎児・新生児の血小板を破壊します。
日本人では抗HPA-4b抗体が最も重要な原因です。欧米では抗HPA-1a抗体が代表的ですが、人種によってHPA抗原頻度が異なるため、国試では「日本人」という条件を見落とさないことが大切です。
重症例では出生時から著明な血小板減少、点状出血、頭蓋内出血などを生じ得ます。
選択肢の確認
1.抗 HPA‑1a 抗体
誤り。
抗HPA-1a抗体は欧米人のFNAITで代表的ですが、日本人で最も多い原因ではありません。
2.抗 HPA‑2b 抗体
誤り。
抗HPA-2b抗体でも同種免疫は起こり得ますが、日本人で最頻の原因ではありません。
3.抗 HPA‑3a 抗体
誤り。
抗HPA-3a抗体も原因となり得ますが、日本人で最も多いものではありません。
4.抗 HPA‑4b 抗体
正しい。
日本人の新生児同種免疫性血小板減少症では、抗HPA-4b抗体が最も多い原因です。
5.抗 HPA‑5b 抗体
誤り。
抗HPA-5b抗体も関連し得ますが、日本人における最頻抗体ではありません。
覚えるポイント
- FNAITは母体IgG抗体による胎児血小板破壊です。
- 日本人では抗HPA-4b抗体が最重要です。
- 欧米では抗HPA-1a抗体が代表的で、人種差があります。