71AM076|第71回 臨床検査技師国家試験 過去問
治療薬物モニタリング〈TDM〉が必要なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
TDMが必要な薬剤は、治療域が狭く血中濃度と効果・毒性が関連するものです。
解説
バンコマイシンは有効濃度と腎毒性などの有害作用が近く、患者の腎機能や分布容積によって薬物動態が大きく変化するため、治療薬物モニタリング〈TDM〉の代表的対象です。採血時刻、投与量、投与間隔、腎機能を確認し、現在はAUCを意識した投与設計が重視されます。
すべての抗菌薬で一律にTDMを行うわけではありません。薬物動態の変動が大きい、治療域が狭い、濃度と効果・毒性の関係が明確、といった条件を考えます。
選択肢の確認
1.アンピシリン
誤り。
アンピシリンは通常、日常的なTDMの対象ではありません。
2.エリスロマイシン
誤り。
エリスロマイシンは通常、日常的なTDMの代表薬ではありません。
3.セファゾリン
誤り。
セファゾリンは通常、血中濃度を定期測定して投与設計する代表薬ではありません。
4.バンコマイシン
正しい。
バンコマイシンは治療効果確保と腎毒性回避のためTDMが必要な代表薬です。
5.メロペネム
誤り。
メロペネムは特殊な状況で濃度測定を検討することはありますが、国試で問う標準的TDM対象薬はバンコマイシンです。
覚えるポイント
- バンコマイシンはTDM対象薬です。
- 腎機能と採血時刻を必ず確認します。
- 治療域が狭い薬剤でTDMが重要です。