72AM059|第72回 臨床検査技師国家試験 過去問
赤血球で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
赤血球のヘモグロビン化学、成熟、老化、酸素解離を整理します。
解説
ヘモグロビンのヘム鉄は酸素と可逆的に結合できる**二価鉄〈Fe2+〉**です。酸素分圧が低下すると酸素解離曲線に従ってヘモグロビン酸素飽和度も低下し、組織へ酸素が放出されます。
網赤血球は成熟赤血球よりやや大きく、老化赤血球は膜・細胞骨格の変化で変形能が低下します。ヘムは鉄、CO、ビリベルジンを経てビリルビンへ代謝されます。
選択肢の確認
1.ヘムには 3 価の鉄原子が含まれる。
誤りです。
ヘムに含まれる鉄は二価鉄です。三価になるとメトヘモグロビンとなり酸素を結合できません。
2.老朽化した赤血球は変形しやすい。
誤りです。
老朽化赤血球は膜変化により変形能が低下し、脾で捕捉されやすくなります。
3.網赤血球は成熟赤血球よりも小さい。
誤りです。
網赤血球は残存RNAを持ち、成熟赤血球よりやや大きいです。
4.ヘムは代謝によりピリミジンと鉄に分解される。
誤りです。
ヘムは鉄、CO、ビリベルジン・ビリルビンへ分解され、ピリミジンにはなりません。
5.酸素分圧が低下するとヘモグロビンの酸素飽和度は低下する。
正しいです。
酸素分圧が低下すると、ヘモグロビン酸素飽和度も低下します。
覚えるポイント
- ヘム鉄はFe2+です。
- 老化赤血球は変形しにくくなります。
- 酸素分圧低下で酸素飽和度は低下します。