R05K44|令和5年度 調理師試験 過去問
調理理論調理科学でん粉・たんぱく質・油脂・味
食肉類の加熱による変化として、誤っているものを一つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、食肉を加熱したときのたんぱく質、コラーゲン、肉汁、食味の変化が問われています。
「誤っているもの」を選ぶ問題なので、正答選択肢は加熱変化として不適切です。
解説
食肉を加熱すると、たんぱく質が変性・凝固し、弾力性や硬さが増します。
また、結合組織に含まれるコラーゲンは、加熱により変性し、長時間加熱ではゼラチン化してやわらかさに関係します。
加熱により筋線維が収縮すると、肉汁が外へ出ます。加熱しすぎると、肉が硬くなり、ジューシーさが失われます。
一方、加熱によって香りやうま味が引き出され、焼き色や風味が生まれます。したがって、単純に「うま味の減少」とするのは、食肉類の加熱による変化として不適切です。
調理操作のポイント
肉の加熱では、中心温度、加熱時間、余熱を確認します。安全に火を通しながら、加熱しすぎによる肉汁の流出や硬化を防ぐことが大切です。
選択肢の確認
1.うま味の減少
正答。記述としては誤り。
加熱により香りやうま味が引き出される面があります。食肉類の加熱変化として、単純にうま味が減少するとするのは適切ではありません。
2.コラーゲンの変性と分解
記述としては正しい。
加熱によりコラーゲンは変性し、長時間加熱ではゼラチン化してやわらかさに関係します。
3.弾力性の増加
記述としては正しい。
加熱によりたんぱく質が凝固し、肉の弾力性や硬さが増します。
4.肉汁の浸出
記述としては正しい。
加熱により筋線維が収縮し、肉汁が外へ出やすくなります。
覚えるポイント
- 肉の加熱で、たんぱく質は変性・凝固します。
- コラーゲンは加熱により変性し、長時間加熱でゼラチン化します。
- 加熱により肉汁が浸出します。
- 加熱しすぎは硬化やジューシーさの低下につながります。