113C017|第113回 歯科医師国家試験 過去問
生後3週の新生児の口蓋の写真(別冊No. 2)を別に示す。考えられるのはどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
新生児の口蓋正中付近にみられる白色小結節はEpstein真珠が典型です。自然消失する一過性の角化囊胞です。
解説
Epstein真珠は胎生期の上皮遺残に由来する小さな角化囊胞で、新生児の口蓋正中部に白色から黄白色の小結節としてみられます。通常は無症状で、数週から数か月のうちに自然消失するため治療を要しません。感染性発疹や外傷性潰瘍と区別します。
公式の取扱い
厚生労働省の公式取扱いは、「問題として適切であるが、必修問題としては妥当でないため、正解した受験者については採点対象に含め、不正解の受験者については採点対象から除外する」です。
画像の確認
実画像では、生後3週の口蓋正中部に境界明瞭な白色小結節が数個集まっており、周囲に広い発赤や潰瘍はみられません。発生部位と真珠様の外観が、Epstein真珠の典型像に一致します。
選択肢の確認
a.粘液囊胞
誤り。
粘液囊胞は小唾液腺の導管損傷などで生じ、下唇に多い青紫色・波動性の腫脹です。
b.Koplik斑
誤り。
Koplik斑は麻疹で頰粘膜にみられる白色小斑点で、口蓋正中の新生児結節ではありません。
c.Epstein真珠
正しい。
新生児の口蓋正中にできる角化物を含む白色小結節です。
d.Bednarアフタ
誤り。
Bednarアフタは新生児の硬口蓋後方などに生じる外傷性潰瘍で、白色小結節とは異なります。
e.へルパンギーナ
誤り。
ヘルパンギーナは発熱を伴い、軟口蓋・口峡部に小水疱や潰瘍を多発します。
覚えるポイント
- Epstein真珠は新生児の口蓋正中にみられ、自然消失します。
- 白色結節、潰瘍、水疱を形と部位で区別します。
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