113C040|第113回 歯科医師国家試験 過去問
8歳の男児。前歯部の空隙を主訴として来院した。永久歯の抜歯経験はない。初診時の口腔内写真(別冊No. 5A)とエックス線画像(別冊No. 5B)を別に示す。 欠如している永久歯数(本)はどれか。1つ選べ。ただし、智歯は数に含めない。

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正解: c
正答
c
この問題のポイント
混合歯列期の先天欠如は、永久歯胚が形成される時期を踏まえてパノラマ画像で数えます。本例では、上下顎左右の側切歯4本と第二小臼歯4本の計8本が欠如しています。
解説
8歳では、第三大臼歯を除く多くの永久歯胚がエックス線画像で確認できる時期です。萌出していない歯も歯胚として数え、乳歯との重なりや左右を一歯ずつ照合します。本例では永久歯の抜歯歴がなく、上下顎左右の側切歯胚と第二小臼歯胚がそれぞれ確認できません。4+4=8本なので、智歯を数えずに先天欠如歯数を8本と判断します。
画像の確認
実画像では、Aの上下顎前歯部を中心に空隙が目立つ混合歯列が確認できます。パノラマ画像Bでは、上下顎左右の側切歯部に永久側切歯の歯胚がなく、乳臼歯根間にあるはずの上下顎左右第二小臼歯胚もみられません。したがって、智歯を除く欠如歯胚は8本です。
選択肢の確認
a.4
誤り。
画像で確認できない永久歯胚は4本より多く、この数では不足します。
b.6
誤り。
欠如部位をすべて数えると6本ではありません。
c.8
正しい。
智歯を除いた永久歯胚の欠如数は8本です。
d.10
誤り。
画像上の欠如数より2本多い値です。
e.12
誤り。
画像上の欠如数より4本多い値です。
覚えるポイント
- 小児の先天欠如は萌出歯だけでなく歯胚を数えます。
- 年齢と歯胚の形成時期、抜歯歴を必ず確認します。
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