113C048|第113回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

3歳児の乳前歯の外傷で固定を行うのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: c・e

正答

c、e

この問題のポイント

乳歯外傷の固定は、歯の位置異常や病的動揺があり、安静化による歯周組織治癒が必要な場合に行います。

解説

側方脱臼では歯が歯槽骨内で偏位・ロックされるため、必要に応じ整復して柔軟性のある固定を行います。亜脱臼は偏位せず動揺が増した状態で、通常は経過観察が中心ですが、咬合痛や著しい動揺があれば短期間の固定を検討します。固定時は永久歯胚への侵襲を避け、口腔衛生と経過観察を徹底します。

選択肢の確認

a.振盪
誤り。
振盪は動揺や偏位を伴わない歯根膜損傷で、通常は固定しません。

b.歯冠破折
誤り。
単純な歯冠破折では破折部の修復や歯髄保護を行い、歯の固定は不要です。

c.側方脱臼
正しい。
整復後の位置安定と歯周組織治癒のため固定します。

d.垂直性歯根破折
誤り。
垂直性歯根破折は保存困難で、固定による治癒を期待する病態ではありません。

e.咬合痛を伴う亜脱臼
正しい。
咬合痛を伴う亜脱臼では安静化のため短期間固定する適応になります。

覚えるポイント

  • 側方脱臼は整復・固定、振盪は通常経過観察です。
  • 亜脱臼は動揺・症状の程度で固定を判断します。

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