114A080|第114回 歯科医師国家試験 過去問
正常分娩で出生した生後2日の男児の保護者から、公費医療について質問があった。初診時の顔貌写真(別冊No. 34)を別に示す。 説明すべきなのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: e
正答
e
この問題のポイント
口唇口蓋裂児の形成手術などは、自立支援医療のうち育成医療の対象になります。
解説
自立支援医療には精神通院医療、更生医療、育成医療があります。育成医療は18歳未満の児童で、身体障害を除去・軽減する手術などにより確実な効果が期待できる場合の医療費を支給する制度です。口蓋裂等に対する形成術や、条件を満たす唇顎口蓋裂の歯科矯正などが対象となるため、保護者へ自立支援医療を説明します。
養育医療は、低出生体重や未熟性などのため入院養育を必要とする新生児が対象です。本問にはその適応を示す情報はなく、写真で示された先天異常に対する形成手術等の制度としては、育成医療を含む自立支援医療が該当します。
画像の確認
実画像では、生後2日の男児に片側性の口唇裂と歯槽部の裂がみられます。この先天異常に対して今後行う口唇・顎・口蓋領域の形成手術など、機能障害を除去・軽減する治療に利用できる公費制度を選びます。
選択肢の確認
a.医療扶助
誤り。生活保護制度における医療給付で、本例の疾患を理由とする制度ではありません。
b.措置入院
誤り。精神保健福祉法に基づく入院制度です。
c.養育医療
誤り。入院養育を必要とする未熟児を対象とします。
d.療育医療
誤り。結核に罹患した児童などへの療育給付で、本例には該当しません。
e.自立支援医療
正しい。育成医療として口唇口蓋裂の形成手術などが対象になります。
覚えるポイント
- 口唇口蓋裂児には**自立支援医療〈育成医療〉**を説明します。
- 養育医療は入院が必要な未熟児の制度です。
- 育成医療は18歳未満で障害の除去・軽減が期待できる治療を対象とします。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。