114B045|第114回 歯科医師国家試験 過去問
注意欠陥多動性障害〈ADHD〉児の特徴はどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
注意欠如・多動症〈ADHD〉の中心症状は、年齢や発達水準に不相応な不注意、多動性、衝動性です。設問の選択肢では衝動的行動が該当します。
解説
ADHD児では、順番を待てない、質問が終わる前に答える、他者の活動を遮るなどの衝動性がみられます。また、課題に注意を持続できない、忘れ物が多いといった不注意や、着席を保てない、過度に話すといった多動性を伴うことがあります。症状の現れ方や程度には個人差があります。
歯科診療では、短く具体的な説明、一つずつの指示、刺激の少ない環境、短時間の予約、できた行動への肯定的なフィードバックが有用です。知的障害や自閉スペクトラム症などを併存することはありますが、それら自体がADHDの必須所見ではありません。
選択肢の確認
a.知的障害
誤り。併存することはありますが、ADHDの中心的・必須の特徴ではありません。
b.固定的行動
誤り。同一性への強いこだわりなどは、自閉スペクトラム症でみられる特徴です。
c.衝動的行動
正しい。順番を待てない、考える前に行動するなどの衝動性はADHDの中心症状です。
d.反復的行動
誤り。常同的・反復的な行動は、自閉スペクトラム症などで特徴的です。
e.運動機能障害
誤り。多動性は運動機能そのものの障害ではなく、過剰な活動や行動制御の困難として現れます。
覚えるポイント
- ADHDの三本柱は不注意、多動性、衝動性です。
- 固定的・反復的行動は自閉スペクトラム症との鑑別点です。
- 歯科診療では短く具体的な指示と刺激の調整が役立ちます。
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