114B077|第114回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

萌出性歯肉炎の好発部位はどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・d・e

正答

a、d、e

この問題のポイント

萌出性歯肉炎は、歯冠が歯肉を通過する時期にプラークが停滞して生じます。好発部位は上顎前歯部と、上下顎大臼歯部です。

解説

永久歯の萌出途中では、歯冠の一部を歯肉が覆い、歯肉溝や歯肉弁の下にプラーク・食物残渣が停滞しやすくなります。萌出性歯肉炎では歯肉の発赤、腫脹、ブラッシング時出血などを認めます。特に前歯交換期の上顎前歯部と、萌出に時間を要して清掃しにくい第一・第二大臼歯部で生じやすくなります。

基本対応は、萌出状態に合わせたブラッシング指導、専門的清掃、プラーク停滞因子の除去です。通常は萌出の進行と清掃状態の改善に伴って軽快します。疼痛、排膿、発熱などがあれば智歯周囲炎など他の炎症も含めて評価します。

選択肢の確認

a.上顎前歯部
正しい。前歯交換期に萌出歯周囲へプラークが停滞し、歯肉炎を生じやすい部位です。

b.上顎小臼歯部
誤り。萌出性歯肉炎の代表的な好発部位としては選びません。

c.下顎小臼歯部
誤り。大臼歯部や上顎前歯部に比べ、代表的な好発部位ではありません。

d.上顎大臼歯部
正しい。萌出途中の臼歯周囲は歯肉が被覆しやすく、清掃困難になります。

e.下顎大臼歯部
正しい。萌出中の大臼歯遠心・咬合面周囲にプラークが停滞しやすい部位です。

覚えるポイント

  • 萌出途中の歯では歯肉弁周囲にプラークが停滞します。
  • 上顎前歯部と上下顎大臼歯部が好発部位です。
  • 萌出状態に合わせた清掃指導が基本です。

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