114C029|第114回 歯科医師国家試験 過去問

基礎歯科医学歯科理工学

生体内で骨に置換されるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d

正答

b、d

この問題のポイント

骨補填材では、骨と結合できることと、生体内で吸収されて新生骨に置換されることを区別します。炭酸アパタイトとβ-リン酸三カルシウムは吸収性をもち、骨リモデリングの中で新生骨へ置換されます。

解説

炭酸アパタイトは生体骨の無機成分に近く、破骨細胞などによって吸収されながら新生骨に置換されます。β-リン酸三カルシウムも溶解・細胞性吸収を受ける骨伝導性材料です。ハイドロキシアパタイトは骨伝導性に優れますが、一般に吸収が非常に遅く長期に残存します。ジルコニアは非吸収性のセラミックスです。

選択肢の確認

a.ジルコニア
誤り。高強度で生体安定性の高いセラミックスですが、骨に置換されません。

b.炭酸アパタイト
正しい。生体内で吸収され、骨リモデリングに伴って新生骨へ置換されます。

c.フルオロアパタイト
誤り。フッ化物を含む安定なアパタイトで、吸収されて骨に置換される代表材料ではありません。

d.β-リン酸三カルシウム
正しい。吸収性の骨補填材で、時間とともに新生骨に置換されます。

e.ハイドロキシアパタイト
誤り。骨と直接結合しやすい材料ですが、吸収が遅く、骨へ置換される材料としては選びません。

覚えるポイント

  • 炭酸アパタイトとβ-リン酸三カルシウムは吸収されて骨に置換されます。
  • ハイドロキシアパタイトは骨伝導性をもちますが、吸収は遅い材料です。

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