114D027|第114回 歯科医師国家試験 過去問
歯科治療で用いるプライヤーの写真(別冊No. 3)を別に示す。 乳歯用既製金属冠修復に使用するのはどれか。2つ選べ。

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正解: b・e
正答
b、e
この問題のポイント
乳歯用既製金属冠では、辺縁を切る器具と、歯頸部を絞って適合させる器具が必要です。写真のイとオを使用します。
解説
既製金属冠は、形成歯に合うサイズを選択した後、歯肉縁との関係を確認しながら辺縁をトリミングし、歯頸部を輪郭形成・圧接して適合させます。余剰な冠辺縁を切るには湾曲した刃をもつ金冠ばさみを用い、切縁を滑らかにしたうえで、専用のプライヤーにより辺縁を内側へクリンプします。
写真ではイが金属冠の辺縁を切りやすい湾曲した刃をもち、オが既製金属冠の辺縁を把持して輪郭形成する幅広い作用部を備えています。他の器具はワイヤーの把持・屈曲や切断などに用いる形態で、本処置の組合せではありません。
画像の確認
実画像では、アからオまで5本のプライヤーが並び、イには側方へ湾曲した刃状の先端、オには短く幅広い箱状の作用部が確認できます。イは冠辺縁の切断、オは歯頸部辺縁の輪郭形成・クリンピングに適した形態で、既製金属冠の調整工程に対応します。
選択肢の確認
a.ア
誤り。
小さなワイヤーなどの把持・屈曲に用いる先端形態で、金属冠辺縁の調整用ではありません。
b.イ
正しい。
湾曲した刃で既製金属冠の辺縁をトリミングする金冠ばさみです。
c.ウ
誤り。
平行な細い作用部をもつワイヤー操作用のプライヤーで、本問の冠調整には選びません。
d.エ
誤り。
細長い先端でワイヤーを把持・屈曲する器具であり、既製金属冠の辺縁形成用ではありません。
e.オ
正しい。
金属冠の歯頸部辺縁を内側へ圧接し、輪郭と適合を整えるプライヤーです。
覚えるポイント
- 既製金属冠はトリミング、研磨、コンツアリング、クリンピングで適合させます。
- 金冠ばさみは辺縁の切断に用います。
- クリンピングは歯頸部辺縁の適合と維持を高めます。
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