117B064第117回 歯科医師国家試験 過去問

歯科臨床小児歯科学

【厚生労働省では採点除外・本アプリで学習用正答を設定】 口唇形成術を予定した生後3 か月の男児の顔貌写真(別冊No. 22)を別に示す。 切開線の設計の際に基準点になるのはどれか。3 つ選べ。

117B064の問題画像
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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。

正答(本アプリの学習用判定)

b、c、d

この正答は厚生労働省の公式正答ではありません。

公式の取扱い

厚生労働省は本問を「採点対象から除外する。」とし、理由を「問題として適切であるが、受験者レベルでは難しすぎるため。」と公表しています。公式正答値表は空欄です。上記の答えは、問題自体は適切とする公式判断と標準的知見を基に、本アプリが学習用に設定したものです。

この問題のポイント

片側唇裂の切開線は、鼻柱基部・鼻孔底と上唇の解剖学的基準点を設定し、口角からの距離も参考にして設計します。本アプリの学習用判定では、画像中のイ・ウ・エに対応するb、c、dを選びます。

解説

片側唇裂形成術では、鼻柱基部、鼻柱内側隆起と鼻孔底の境、鼻翼基部、健側Cupid弓頂点、Cupid弓中点、人中稜などを基準に皮弁と切開線を設計します。さらに、外側唇側のCupid弓頂点相当点を決める際には、健側と裂側の口角からCupid弓頂点までの距離を参考にします。

実画像のイは鼻柱基部・鼻孔底付近、ウは非裂側上唇の人中側、エは口角です。アは鼻尖で、鼻柱基部の点とは異なります。オは下唇正中付近で、上唇の切開設計点ではありません。

画像の確認

実画像では、片側性口唇裂を伴う乳児顔貌に5点が示され、アは鼻尖、イは非裂側の鼻柱基部・鼻孔底付近、ウは非裂側上唇の人中側、エは口角、オは下唇正中付近に位置する。イ・ウ・エはそれぞれ鼻孔底側の基準、上唇の人中側基準、Cupid弓頂点までの距離を測る口角に対応し、本アプリの学習用正答b・c・dと整合する。アの鼻尖とオの下唇正中は、上唇切開線の基準点候補には含めない。

選択肢の確認

a.ア
学習用判定では誤りです。アは鼻尖にあり、鼻柱基部や鼻孔底の切開線基準点とは位置が異なります。

b.イ
学習用正答です。イは鼻柱基部・鼻孔底付近にあり、鼻柱内側隆起と鼻孔底の境界を設定する領域に対応します。

c.ウ
学習用正答です。ウは非裂側上唇の人中側にあり、Cupid弓や人中稜を基に上唇の高さと切開線を設計する領域に対応します。

d.エ
学習用正答です。エは口角で、口角からCupid弓頂点までの距離を参考に外側唇のCupid弓頂点相当点を設定します。

e.オ
学習用判定では誤りです。オは下唇正中付近で、上唇の口唇形成術における切開線設計点ではありません。

覚えるポイント

  • 片側唇裂の設計では、鼻柱基部、鼻孔底、鼻翼基部、Cupid弓、人中、口角の位置関係を評価します。
  • 本アプリの学習用判定はイ・ウ・エです。
  • 口角からCupid弓頂点までの距離は術式に応じた補助計測として用います。

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