31AM001|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔内写真(別冊午前 No.1)を別に示す。矢印で示す部位から分泌される唾液を産生するのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:耳下腺
この問題のポイント
写真の矢印は腺そのものではなく、頬粘膜にある唾液腺導管の開口部を示しています。開口位置から、唾液をつくる腺まで逆にたどる問題です。
解説
矢印の小さな隆起は、上顎大臼歯に向かい合う頬粘膜上の耳下腺乳頭です。耳下腺でつくられた漿液性唾液は耳下腺管〈Stensen管〉を通り、この乳頭から口腔前庭へ出ます。したがって、分泌される唾液の産生臓器は耳下腺です。導管の出口と腺体の位置は一致しないため、写真では「頬粘膜・上顎第二大臼歯付近」を手掛かりにします。
選択肢の確認
- a 顎下腺:顎下腺管〈Wharton管〉は口腔底を前走し、舌小帯の両側にある舌下小丘へ開口します。写真の頬粘膜の乳頭とは場所が異なります。
- b 耳下腺:耳下腺管が頬筋を貫き、上顎第二大臼歯付近の耳下腺乳頭へ開くため正答です。
- c 舌下腺:多数の小導管は舌下ヒダへ、大舌下腺管は舌下小丘付近へ開きます。頬粘膜には開きません。
- d エブネル腺:有郭乳頭・葉状乳頭の溝へ漿液を出す舌の小唾液腺で、舌背後方に位置します。
覚えるポイント
耳下腺は頬粘膜の耳下腺乳頭、顎下腺は舌下小丘、舌下腺は舌下ヒダと舌下小丘という開口部の対比が重要です。