31AM082|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
小学校低学年を対象とした集団歯科保健指導を行うことになった。 留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: b・c
正答
b:歯の交換、c:口腔の外傷
この問題のポイント
小学校低学年は乳歯列から混合歯列へ移る時期で、活動範囲も広がります。年齢に特有の発育変化と事故予防を指導内容にします。
解説
6〜9歳ごろは乳前歯の脱落、永久切歯・第一大臼歯の萌出が進み、歯の動揺、萌出途中の清掃困難、歯肉の一時的変化がみられます。新しく萌出した永久歯は石灰化が未成熟で咬合面も清掃しにくいため、交換の意味と磨き方を視覚的に教えます。また遊び、運動、転倒による前歯外傷が増えるため、事故予防と、脱臼・破折時に歯根を持たず速やかに受診する対応も重要です。
選択肢の確認
- a 歯周炎:小学校低学年の一般集団で中心となる課題ではなく、まず歯肉炎予防と萌出歯の清掃を扱います。
- b 歯の交換:乳歯脱落と永久歯萌出が進む混合歯列期なので、年齢に適した主要テーマです。
- c 口腔の外傷:活発な遊び・運動に伴う前歯部外傷の予防と初期対応を学ぶ必要があります。
- d 第一小臼歯のう蝕:第一小臼歯は通常まだ萌出前で、まず第一大臼歯のう蝕予防が優先されます。
覚えるポイント
低学年指導は混合歯列・第一大臼歯・前歯交換・外傷時対応。発達段階に合わせ、絵や模型と短い実技を用います。