31AM101|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
24歳の女性。下顎左側埋伏智歯部の痛みと腫れを主訴として来院した。診察の結果、抜歯を行うことになった。器具とその先端の写真(別冊午前 No.36)を別に示す。 粘膜骨膜弁の翻転に使用するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: a・c
正答
a:①、c:③
この問題のポイント
粘膜骨膜弁の翻転には、骨面へ沿わせて骨膜ごと鈍的に剝離できる幅広く丸い先端の剝離子を用います。画像の先端形状を見分けます。
解説
切開後は①の骨膜剝離子や③の粘膜剝離子の丸みを帯びた扁平端を切開縁へ入れ、骨面に接触させたまま押すように進めて全層弁を翻転します。先端を骨から浮かせたり、鋭縁を軟組織へ向けたりすると弁を穿孔・裂傷させるため、確実な支点と視野が必要です。埋伏智歯では外斜線側の骨を露出し、骨削除・歯冠分割ができる術野を形成します。残根除去や骨切除用器具とは用途が異なります。
選択肢の確認
- a ①:幅広い骨膜剝離子で、骨面に沿って粘膜骨膜弁を挙上・翻転するため正しいです。
- b ②:ルートチップ・ピック系の細い尖端で小さな残根を脱臼・除去する器具で、弁剝離には用いません。
- c ③:両端に丸い剝離部をもつ粘膜剝離子で、軟組織を傷つけず弁を翻転するため正しいです。
- d ④:平刃の骨ノミで骨を切削・整形する器具です。軟組織弁の剝離用ではありません。
覚えるポイント
弁翻転は丸く扁平な剝離子を骨面へ密着し、押すストロークで骨膜ごと挙上。尖端器具や骨ノミと区別します。