31PM010|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
薬物A単独と、薬物Aと薬物Bの併用時の用量-反応曲線を模式図に示す。 下線部で適切なのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:②
この問題のポイント
薬物B併用で用量反応曲線が平行に右へ移り、最大反応は100%のままです。可逆的競合拮抗の特徴を文章へ対応させます。
解説
競合的拮抗薬Bは作動薬Aと同じ受容体部位へ可逆的に結合するため、同じA用量で得られる反応は低下し、曲線は右方移動します。したがって下線②の「薬物Aの作用は低下」が適切です。A濃度を十分に上げればBを受容体から競合的に追い出せるので、最大反応は回復し変化しません。効力は低下〈EC50増大〉しますが、有効性〈Emax〉は保たれるという関係です。
選択肢の確認
- a ①〈作用薬〉:BはAの反応を生じさせる作用薬ではなく、受容体を競合する拮抗薬です。
- b ②〈作用は低下〉:B併用時の同一A用量では受容体占有が減って反応が低下するため正しいです。
- c ③〈濃度を下げる〉:Bを追い出すにはA濃度を下げるのではなく十分に上げます。
- d ④〈最大反応率が増強〉:可逆的競合拮抗ではA増量により同じEmaxへ到達し、最大反応は増強しません。
覚えるポイント
競合拮抗は曲線右方平行移動・EC50増大・Emax不変・作動薬増量で克服可能です。