31PM009第31回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

口腔細菌の電子顕微鏡写真(別冊午後 No.2)を別に示す。 正しいのはどれか。1つ選べ。

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正解: d

正答

d:Fusobacterium nucleatum

この問題のポイント

電子顕微鏡像は両端が尖った紡錘状の細長い桿菌です。この形態が属名の由来でもあるFusobacteriumを選びます。

解説

Fusobacterium nucleatumは偏性嫌気性グラム陰性桿菌で、写真のような紡錘状を示します。初期定着菌と後期定着性歯周病原菌の双方へ共凝集できるため、デンタルプラーク成熟の架橋菌として重要です。歯肉炎・歯周炎部位などから検出されます。らせん状のスピロヘータ、連鎖または集塊をつくる球菌とは、細胞形態から明確に区別できます。

選択肢の確認

  • a Treponema denticola:細長いらせん形で運動性をもつ口腔スピロヘータで、紡錘状桿菌像とは異なります。
  • b Streptococcus mutans:球形細胞が連鎖するグラム陽性レンサ球菌で、う蝕に関係します。
  • c Staphylococcus aureus:球形細胞がブドウ房状集塊をつくるグラム陽性球菌です。
  • d Fusobacterium nucleatum:尖った両端をもつ紡錘状桿菌で、写真所見に一致します。

覚えるポイント

形態はFusobacterium=紡錘状、Treponema=らせん、Streptococcus=連鎖球菌、Staphylococcus=房状球菌です。

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