第31回
31PM038|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
2つ選択
歯の硬組織疾患と原因の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
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正解b・d
正答
b:くさび状欠損ーーー機械的刺激、d:象牙質知覚過敏症ーーー根面露出
この問題のポイント
非う蝕性歯質欠損、歯の形成障害、知覚過敏について、歯質が失われる機序と原因を対応させます。
解説
くさび状欠損は歯頸部にV字状の実質欠損を生じる非う蝕性病変で、強い横磨きなどの摩耗、咬合応力、酸の影響が複合して形成されます。象牙質知覚過敏は、歯肉退縮などで根面象牙質が露出し、象牙細管が口腔へ開口すると、冷水・乾燥・擦過による細管内液移動が歯髄神経を刺激して短い鋭痛を生じます。酸蝕症は化学的脱灰、歯のフッ素症は形成期の過剰フッ化物曝露です。
選択肢の確認
- a 酸蝕症ーーーStreptococcus salivarius:酸蝕は飲食物や胃酸など細菌を介さない酸による歯質溶解で、口腔レンサ球菌が直接原因ではありません。
- b くさび状欠損ーーー機械的刺激:歯ブラシの過度な横磨きなどの機械的摩耗が歯頸部欠損へ関与するため正しい組合せです。
- c 歯のフッ素症ーーー遺伝的要因:歯の形成期に過量のフッ化物を長期摂取して生じる環境性形成障害で、遺伝病ではありません。
- d 象牙質知覚過敏症ーーー根面露出:露出根面の象牙細管を刺激が伝わることで誘発痛が生じるため正しいです。
覚えるポイント
酸蝕=非細菌性の酸、くさび状欠損=機械・応力、フッ素症=形成期過剰摂取、知覚過敏=露出象牙細管です。
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