31PM039|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔内写真(別冊午後 No.7)を別に示す。 上顎左右中切歯の歯肉辺縁にみられるのはどれか。1つ選べ。

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正解: d
正答
d:フェストゥーン
この問題のポイント
写真では上顎左右中切歯の辺縁歯肉が、歯頸部に沿って帯状・ロール状に肥厚しています。McCallのフェストゥーンの形態です。
解説
フェストゥーンは歯肉辺縁が歯冠側へ盛り上がり、歯頸部を囲む救命浮輪状・半月状の肥厚を示す所見で、慢性的な機械刺激や咬合性外傷との関連が指摘されます。画像では左右中切歯唇側の辺縁に連続した丸い隆起があり、切れ込みではありません。クレフトは辺縁から根尖側へ向かうV字状の裂溝、口呼吸線は乾燥部と湿潤部の境界にできる炎症の分界、歯肉増殖はより広範な歯間乳頭・辺縁歯肉の増大です。
選択肢の確認
- a クレフト:Stillmanのクレフトは歯肉辺縁から根尖方向へ延びる狭いV字状・線状の切れ込みで、写真の隆起とは逆の形です。
- b 口呼吸線:口唇が閉じず乾燥する前歯部と湿潤部の境界に水平な炎症性分界が生じる所見です。
- c 歯肉増殖:薬剤、炎症、全身疾患などで歯肉が広範に増大し、歯冠を覆うこともある病態です。
- d フェストゥーン:写真のような歯頸部に沿うロール状の辺縁歯肉肥厚なので正答です。
覚えるポイント
形態で、クレフト=V字状の陥凹、フェストゥーン=半月状・ロール状の隆起と対比して見分けます。