34PM039第34回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

54歳の女性。ブラッシング時に下顎左側中切歯に痛みを感じることを主訴として来院した。同歯の唇側歯頸部を探針で擦過すると一過性の疼痛を確認した。初診時の口腔内写真を別に示す。 露出根面に塗布するのはどれか。1つ選べ。

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正解: b

正答

b:シュウ酸カリウム製剤

この問題のポイント

露出根面の擦過・冷刺激で一過性痛が生じる象牙質知覚過敏に対し、象牙細管を封鎖する薬剤を選ぶ問題です。

解説

歯肉退縮で象牙質が露出すると、開口象牙細管内の液体が温度・擦過刺激で移動し、歯髄側神経を刺激するという動水力学説で知覚過敏を説明できます。シュウ酸カリウムは象牙質のカルシウムと反応して難溶性結晶を形成し、象牙細管を封鎖して液体移動を減らします。う蝕、亀裂、歯髄炎などを除外してから適用します。

選択肢の確認

  • a ヨードホルム製剤:根管内消毒・貼薬などに用い、根面知覚過敏の標準塗布薬ではありません。
  • b シュウ酸カリウム製剤:象牙細管封鎖により知覚過敏を軽減します。
  • c 水酸化カルシウム製剤:覆髄・根管処置に用いる強アルカリ性材料です。
  • d 次亜塩素酸ナトリウム製剤:根管洗浄に用いる組織溶解・殺菌薬で、露出根面へ塗布しません。

覚えるポイント

知覚過敏は原因除去、低圧ブラッシング、脱感作剤、フッ化物、必要に応じ接着材など段階的に対応します。

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