31PM041|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
上顎右側中切歯唇側に5級窩洞を形成し、コンポジットレジン修復を行うことになった。 窩洞形成前に行うのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: a・d
正答
a:色合わせ、d:歯肉排除
この問題のポイント
5級コンポジットレジン修復では、歯を乾燥・切削する前のシェード選択と、歯頸部窩洞を明視・防湿するための歯肉排除を先に行います。
解説
色合わせは自然な湿潤状態と診療室の適切な照明下で行います。ラバーダムや長時間の開口で歯が乾燥するとエナメル質が白く見え、シェード選択を誤るため窩洞形成前が原則です。唇側歯頸部の5級窩洞では歯肉が形成・接着操作を妨げたり、歯肉溝滲出液や出血が接着面を汚染したりするため、必要に応じ圧排糸などで歯肉を排除して窩洞辺縁を露出します。歯髄保護は切削後の窩洞深さを見て判断します。
選択肢の確認
- a 色合わせ:脱水による歯色変化が起きる前に、周囲歯質と調和するコンポジットレジンのシェードを選ぶため該当します。
- b 歯間分離:隣接面への到達や接触点形成に用いる処置で、唇側面の5級窩洞では通常必要ありません。
- c 歯髄保護:窩洞形成後に残存象牙質の厚さや露髄の有無を確認して裏層・覆髄の必要性を判断します。
- d 歯肉排除:歯頸側辺縁を明示し、切削時の損傷防止と接着時の防湿・止血を得るため形成前に行います。
覚えるポイント
5級レジン修復の前処置は湿潤状態で色合わせ→必要なら歯肉排除→窩洞形成。歯髄保護は形成後に判断します。