31PM086|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
20歳の女性。矯正歯科治療のリコール時の口腔内写真(別冊午後 No.40) を別に示す。 歯ブラシとともにプラークコントロールに用いるのはどれか。1つ選べ。

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正解: b
正答
b:タフトブラシ
この問題のポイント
写真は上顎前歯舌側に固定式保定ワイヤーが接着されています。通常の歯ブラシが届きにくいワイヤーと接着レジン周囲を一束毛で清掃します。
解説
固定式リテーナーでは細いワイヤーが複数歯の舌側を連結し、各歯の接着レジン周囲、ワイヤー直下、舌側歯頸部にプラークと歯石が停滞しやすくなります。写真でもワイヤーが犬歯間を走り、通常ブラシだけでは毛先の進入角度が限られます。タフトブラシの小さな毛束を歯頸部からワイヤー方向、接着部の上下へ個別に当て、細かく動かすと効率よく清掃できます。装置の脱離やワイヤー変形にも注意します。
選択肢の確認
- a 口腔洗浄器:水流で食物残渣を洗い流す補助にはなりますが、接着部の付着性プラークを擦って除く力は限定的です。
- b タフトブラシ:一束毛をワイヤー下・接着レジン辺縁へ狙って当てられるため、歯ブラシとの併用に適します。
- c スポンジブラシ:粘膜清拭用で、歯面や矯正ワイヤー周囲のバイオフィルムを機械的に除去するには不十分です。
- d デンタルフロス:通常のフロスは連結ワイヤーを越えて歯間へ挿入できず、使用にはスレッダー等の別手段が要ります。
覚えるポイント
固定式リテーナーは通常ブラシ+タフトブラシで接着部・ワイヤー下を清掃し、歯間には必要に応じフロススレッダーを使います。