31AM087第31回 歯科衛生士国家試験 過去問

過去問題

30歳の男性。矯正歯科治療のため来院した。歯科医師から口腔衛生管理を行うよう指示を受けた。う蝕リスクの評価結果を図に示す。 推奨するのはどれか。2つ選べ。

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2つ選択
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正解: a・d

正答

a:代用甘味料、d:1,450 ppmF配合歯磨剤

この問題のポイント

図では刺激唾液量1.0 mL/分、安静時pH 6.5に対し、ミュータンス菌が10⁵ CFU/mL超と高値です。矯正装置装着後のう蝕リスクを下げます。

解説

唾液量は著しい低下を示さない一方、ミュータンス菌数が多く、固定式矯正装置を装着するとブラケット周囲へプラークが停滞して白斑・う蝕リスクがさらに高まります。ショ糖をキシリトールなど非う蝕原性の代用甘味料へ置き換えると、酸産生と不溶性グルカン形成の基質を減らせます。成人には1,450 ppmF歯磨剤を適量用い、装置周囲を丁寧に清掃して再石灰化を促します。

選択肢の確認

  • a 代用甘味料:う蝕原性細菌が酸をつくりにくい甘味料へ置換し、食事由来リスクを下げるため適切です。
  • b 小窩裂溝塡塞:特定の深い小窩裂溝には有効ですが、高菌数と矯正装置周囲の平滑面リスクへの包括対策ではありません。
  • c 口腔保湿スプレー:刺激唾液量は保たれており、口腔乾燥を示す情報がないため優先しません。
  • d 1,450 ppmF配合歯磨剤:高濃度フッ化物の毎日応用で脱灰を抑え再石灰化を促すため適切です。

覚えるポイント

矯正中の高う蝕リスクは発酵性糖質を減らす+1,450 ppmF+ブラケット周囲・歯間清掃+定期評価で管理します。

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