31PM095|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
エナメル質形成不全を伴うのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: b・d
正答
b:外胚葉異形成症、d:ビタミンA欠乏症
この問題のポイント
エナメル質は外胚葉由来のエナメル芽細胞が形成します。外胚葉組織の発生異常と、上皮分化に必要なビタミンA欠乏が形成不全に結びつきます。
解説
外胚葉異形成症は皮膚、毛髪、爪、汗腺、歯など外胚葉由来組織の形成異常を生じ、無歯症・部分無歯症、円錐歯、エナメル質形成不全を伴い得ます。ビタミンAは上皮細胞の分化に重要で、歯の形成期に不足するとエナメル芽細胞の機能が障害され、エナメル質形成不全を起こします。形成不全は歯の萌出後にできる脱灰とは異なり、歯冠形成期の障害が量的欠損として残る病態です。
選択肢の確認
- a Down症候群:萌出遅延、欠如歯、矮小歯、歯周病リスクなどを伴いますが、エナメル質形成不全は代表所見ではありません。
- b 外胚葉異形成症:エナメル芽細胞を含む外胚葉系組織の発生異常により、エナメル質形成不全を伴います。
- c 下垂体機能低下症:成長遅延、顎骨発育や歯の萌出遅延に関係しますが、典型的なエナメル質形成不全の組合せではありません。
- d ビタミンA欠乏症:歯胚上皮・エナメル芽細胞の分化を障害し、形成期エナメル質の低形成を生じ得ます。
覚えるポイント
エナメル芽細胞=外胚葉由来。形成期の外胚葉異常やビタミンA欠乏は、萌出後も残るエナメル質形成不全につながります。