31PM100|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
寒天アルジネート連合印象採得直後の感染対策として、水洗後に行うのはどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:1.0%次亜塩素酸ナトリウム溶液への浸漬
この問題のポイント
寒天・アルジネートは親水性で寸法変化しやすい印象材です。水洗で汚れを除いた後、適合する濃度・時間の消毒液へ浸漬します。
解説
採得直後の印象には唾液・血液と微生物が付着しているため、まず流水で目に見える汚染を洗い流し、1.0%次亜塩素酸ナトリウム溶液へ所定時間浸漬して消毒します。次亜塩素酸は広い抗微生物作用をもち、印象から石膏模型や技工室への交差感染を防ぎます。寒天・アルジネートは吸水による膨張と乾燥による収縮が起こるので、製品指定の浸漬条件を守り、消毒後は再度すすいで適切に保湿し、速やかに模型を作製します。
選択肢の確認
- a 熱湯による洗浄:寒天は温度でゾル化し、アルジネートも熱・吸水で変形するため、寸法精度を著しく損ないます。
- b 強圧エアによる乾燥:微生物を不活化せず、飛散汚染と印象材の離液・収縮を招くので不適切です。
- c 80%アルコールでの清拭:凹凸内部へ均一に作用しにくく、材質影響や対象微生物への効果も考慮すると所定の浸漬消毒に劣ります。
- d 1.0%次亜塩素酸ナトリウム溶液への浸漬:印象全体へ消毒薬を接触させ、交差感染を防ぐ適切な方法です。
覚えるポイント
印象は流水洗浄→適合消毒液へ規定時間浸漬→再洗浄・保湿→速やかに模型作製。熱・乾燥・長すぎる浸漬を避けます。