31PM099|第31回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔内に装着した器具の写真(別冊午後 No.46)を別に示す。 この目的はどれか。1つ選べ。

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正解: c
正答
c:歯間分離
この問題のポイント
写真は隣接する2歯を金属バンドで把持し、左右のねじで力を加えるフェリアーのセパレーターです。歯間に一時的な空隙をつくります。
解説
フェリアーのセパレーターは両歯を装置で保持し、ねじを少しずつ調整して歯を近遠心方向へ離開させます。画像では2本の臼歯を囲むフレームと、両側のねじ機構が確認できます。隣接面う蝕への到達、マトリックスや修復材料の操作、接触点の回復などに必要なわずかな空隙を得る目的で用います。急激・過大な力は歯周組織の疼痛や損傷を起こすため、必要最小限の分離量にします。
選択肢の確認
- a 隔壁:窩洞の失われた壁を一時的に再現するのはマトリックスバンドで、写真のねじ式装置の目的ではありません。
- b 防湿:唾液から術野を隔離するラバーダムや吸引器具ではなく、歯面は露出したままです。
- c 歯間分離:ねじの牽引・拡張力で隣接歯間に操作空隙を形成するため正答です。
- d 歯肉排除:歯肉を辺縁から退ける圧排糸・歯肉圧排器ではなく、力は歯へ加わります。
覚えるポイント
セパレーター=隣接歯を一時的に離開、マトリックス=隔壁、ラバーダム=防湿、圧排糸=歯肉排除です。