32AM008|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
有毛細胞が受容器なのはどれか。1つ選べ。
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正解: b
正答
b:聴覚
この問題のポイント
感覚の種類ごとに、刺激を最初に電気信号へ変換する受容器細胞を対応させます。
解説
聴覚では、蝸牛のコルチ器にある内・外有毛細胞が機械受容器として働きます。音で基底板が振動すると感覚毛が曲がり、機械刺激依存性チャネルが開いて受容器電位が生じます。内有毛細胞からの情報は蝸牛神経を介して中枢へ伝わり、外有毛細胞は基底板振動の増幅や周波数選択性の調整に寄与します。有毛細胞は前庭器にもあり平衡覚を担いますが、選択肢では聴覚が該当します。嗅覚は嗅受容ニューロン、痛覚と冷覚は皮膚や粘膜に分布する自由神経終末が受容します。
選択肢の確認
- a 嗅覚:鼻腔上部の嗅上皮にある嗅細胞が化学物質を受容します。
- b 聴覚:コルチ器の有毛細胞が音振動を電気信号へ変換するため正答です。
- c 痛覚:組織損傷などを自由神経終末の侵害受容器が検出します。
- d 冷覚:温度変化に反応する自由神経終末が担い、内耳の有毛細胞ではありません。
覚えるポイント
有毛細胞=内耳の機械受容器で、蝸牛では聴覚、前庭・半規管では平衡覚を担当します。嗅覚は嗅細胞、痛覚・温度覚は自由神経終末です。