32AM026|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
消炎作用を期待して洗口剤に配合される成分はどれか。1つ選べ。
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正解: d
正答
d:グリチルリチン酸二カリウム
この問題のポイント
洗口剤の配合成分は、薬効成分と基剤・保湿剤を分ける。グリチルリチン酸二カリウムは甘草由来成分で、歯肉などの炎症を抑える目的で配合される。
解説
グリチルリチン酸二カリウムは抗炎症作用をもち、歯肉炎や口腔粘膜の炎症軽減を目的とする歯磨剤・洗口剤に用いられる。塩化セチルピリジニウム〈CPC〉は陽イオン性界面活性剤で、細菌の細胞膜へ作用する殺菌成分である。プロピレングリコールは溶媒・湿潤剤として製剤の均一性や使用感を保つ。ポリグルタミン酸は保水性が高く、乾燥を防ぐ湿潤目的で利用される。このように「消炎」「殺菌」「保湿」「基剤」は別の機能なので、成分名と主作用を一対一で結び付ける。
選択肢の確認
- a ポリグルタミン酸:多数のカルボキシ基による高い保水性を利用する湿潤成分で、炎症反応を直接抑える主薬ではない。
- b プロピレングリコール:水と混和する溶媒・保湿剤として液体製剤の基剤に使われ、薬理学的な消炎作用を狙う成分ではない。
- c 塩化セチルピリジニウム:細菌表面へ吸着して膜機能を障害する殺菌成分であり、プラーク細菌の抑制を目的に配合される。
- d グリチルリチン酸二カリウム:炎症性反応を抑える作用があり、歯肉炎などに対する消炎成分として適切である。
覚えるポイント
洗口剤成分はCPC=殺菌、グリチルリチン酸二カリウム=消炎、ポリグルタミン酸=保湿、プロピレングリコール=溶媒・湿潤剤と整理する。