32AM031|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
ヒューマンエラー対策で、ソフト面からの取組みはどれか。1つ選べ。
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正解: c
正答
c:チェックリストの作成
この問題のポイント
医療安全のソフト面対策は、手順、規則、確認方法など作業システムを整える取組である。チェックリストは確認項目と順番を標準化し、記憶への依存を減らす。
解説
ヒューマンエラーは注意力だけで完全には防げないため、人・ソフト・ハードの各面から対策する。チェックリストは、患者確認、薬剤、部位、アレルギー、器材などの重要事項を可視化し、抜けや順序違いを防ぐソフトウェア的方策である。作成時には項目を必要最小限にし、実際の業務順序に合わせ、実施者と確認時点を明確にする。知識習得や危険予知訓練は作業者の能力・意識を高める人の側の対策である。誤接続できない構造や誤操作時に作動しない装置は、設備そのものを変えるハード面の対策となる。
選択肢の確認
- a 関連知識の習得:教育によって個人の知識と判断力を高める人的対策で、業務手順というソフトの変更ではない。
- b 危険予知訓練の実施:作業前に潜在危険を予測する能力を養う訓練であり、主に人の認知・行動へ働き掛ける。
- c チェックリストの作成:確認手順を文書化・標準化して実行を支える仕組みなので、ソフト面からの取組に分類される。
- d フールプルーフ医療機器の導入:誤った操作や接続が物理的にできない機器設計を利用するため、ハード面の改善である。
覚えるポイント
人=教育・訓練、ソフト=手順書・チェックリスト・規則、ハード=機器構造・警報・フールプルーフ。注意喚起だけに頼らず複数層で事故を防ぐ。