第32回
32AM050|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
2つ選択
口腔顎顔面領域に先天異常を伴うのはどれか。2 つ選べ。
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正解a・b
正答
a:Down〈ダウン〉症候群、b:Crouzon〈クルーゾン〉症候群
この問題のポイント
Down症候群は21トリソミー、Crouzon症候群は頭蓋縫合早期癒合を伴う遺伝性疾患で、いずれも先天的な口腔顎顔面形態異常を示す。
解説
Down症候群では、筋緊張低下、相対的巨舌、口唇閉鎖不全、歯の萌出遅延、欠如歯、歯周病リスク増加などがみられる。Crouzon症候群では頭蓋縫合の早期癒合によって頭蓋形態異常、中顔面劣成長、眼球突出、反対咬合などを生じる。両者は出生時から存在する発生・遺伝学的異常である。一方、Ramsay Hunt症候群は水痘・帯状疱疹ウイルス再活性化による顔面神経麻痺、Plummer-Vinson症候群は鉄欠乏に伴う嚥下障害などを示す後天性病態である。
選択肢の確認
- a Down〈ダウン〉症候群:染色体21番の過剰を原因とし、相対的巨舌、萌出遅延、歯数異常など先天的口腔所見を伴う。
- b Crouzon〈クルーゾン〉症候群:頭蓋縫合早期癒合と中顔面劣成長により、上顎低形成や反対咬合を呈する先天性頭蓋顔面異常である。
- c Ramsay Hunt〈ラムゼーハント〉症候群:帯状疱疹ウイルスが膝神経節で再活性化し、耳介疱疹と末梢性顔面神経麻痺を生じる後天性疾患である。
- d Plummer-Vinson〈プランマー・ビンソン〉症候群:鉄欠乏性貧血、嚥下障害、食道ウェブなどを特徴とし、先天性顎顔面形成異常ではない。
覚えるポイント
先天性はDown=21トリソミー、Crouzon=頭蓋縫合早期癒合。後天性はRamsay Hunt=VZV再活性化、Plummer-Vinson=鉄欠乏と整理する。
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