32AM085|第32回 歯科衛生士国家試験 過去問
A市から離乳食を開始する保護者を対象とした口腔機能の発達と食育に関する講話の依頼を受けた。離乳の時期と説明を表に示す。 正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: c・d
正答
c:③、d:④
この問題のポイント
離乳後期には舌と歯ぐきで食物を移動させ、歯ぐきでつぶせる硬さにする。完了期には手づかみ食べを通じて自食動作と一口量の調整を学ぶ。
解説
離乳初期はなめらかにすりつぶした食物を下唇上のスプーンから唇で取り込み、舌の前後運動で嚥下する。舌中央へ深く入れると自発的な取り込みを妨げる。中期は舌と上顎でつぶせる豆腐程度の硬さを経験する段階で、コップ飲みを一律の到達目標とする時期説明ではない。後期には舌の左右運動が発達し、食塊を臼歯部歯槽堤へ運んで歯ぐきでつぶす。完了期は前歯でかじり取り、手づかみで目と手と口を協調させる。
選択肢の確認
- a ①:初期にスプーンを舌中央へ入れると受動的に流し込みやすく、下唇に置いて乳児が上唇で取り込む方法が適切である。
- b ②:中期の中心課題は舌と上顎で食物を押しつぶすことで、コップで水を飲めることをこの時期の一律な説明にはしない。
- c ③:後期は舌の左右運動で食塊を歯槽堤へ運び、歯ぐきでつぶせるバナナ程度の硬さへ進める。
- d ④:完了期の手づかみ食べは、自分で食べる意欲、前歯でのかじり取り、一口量の学習を促す重要な経験である。
覚えるポイント
初期=唇で取り込み舌は前後、中期=舌と上顎でつぶす、後期=舌を左右へ動かし歯ぐきでつぶす、完了期=かじり取り・手づかみ食べ。