35AM080|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
A市住民を対象に行われた「健康フェスティバル」で口腔機能評価を実施した。65歳以上の住民に口腔機能が低下している者が多くみられたことから、 改めて健康教室を行うことになった。健康教室の参加者20名の口腔機能評価の結果を表に示す。参加者に対して優先して実施するのはどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る
正解: b
正答
b:パタカラ体操
この問題のポイント
表で低下者が多い口腔機能検査が舌口唇運動機能であることを読み、その機能へ直接働きかける集団訓練を選びます。
解説
「パ・タ・カ・ラ」を明瞭に反復するパタカラ体操は、口唇閉鎖、舌前方・舌尖・舌後方の運動を組み合わせ、舌口唇運動機能を高める訓練です。表ではオーラルディアドコキネシスなど舌・口唇の巧緻性低下が優先課題と判断されるため、参加者全体へ実施しやすいこの体操を選びます。単に発音回数を競うのではなく、姿勢と呼吸を整え、一音ずつ大きく明瞭に発音します。評価結果と訓練の目的を説明し、無理のない頻度で家庭でも継続できるよう支援します。
選択肢の確認
- a 開口訓練:開口量低下や開口障害に対する訓練で、表の主要課題とは異なります。
- b パタカラ体操:舌口唇運動機能の低下へ対応するため最適です。
- c 唾液腺マッサージ:口腔乾燥や唾液分泌支援に用います。
- d 30秒噛み噛み体操:咀嚼運動を主に促すもので、舌口唇巧緻性への直接訓練ではありません。
覚えるポイント
パ=口唇、タ=舌前方、カ=舌後方、ラ=舌尖を意識します。検査で低下した機能と訓練を一対一で対応させましょう。