35AM079|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔内写真を別に示す。 観察できるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: b・d
正答
b:根面露出、d:くさび状欠損
この問題のポイント
写真で歯肉辺縁が根尖側へ移動した所見と、歯頸部に生じたV字状・楔状の非う蝕性欠損を識別します。
解説
根面露出は歯肉退縮によりCEJより根尖側の歯根面が口腔内へ現れた状態です。露出した象牙質・セメント質はエナメル質より軟らかく、根面う蝕や知覚過敏のリスクが高まります。写真では同部の歯頸部に境界の比較的明瞭な楔状欠損もみられます。くさび状欠損には過度なブラッシングによる摩耗、酸蝕、咬合応力など複数因子が関与します。原因を評価し、ブラッシング圧・用具を調整し、症状や欠損の深さに応じて知覚過敏処置や修復を検討します。
選択肢の確認
- a クレフト:歯肉辺縁に生じるV字状の裂溝様形態で、写真の歯質欠損とは異なります。
- b 根面露出:歯肉退縮により歯根面が見えているため正しいです。
- c フィステル:根尖病変などから排膿する瘻孔で、隆起や開口部として見えます。
- d くさび状欠損:歯頸部の楔状歯質欠損が認められます。
覚えるポイント
根面露出は軟組織の位置、くさび状欠損は歯質の形態を表します。両者が同時に存在することもあります。