35PM066|第35回 歯科衛生士国家試験 過去問
口腔内写真を別に示す。 観察できるのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: a・d
正答
a・d:歯石、歯肉退縮
この問題のポイント
口腔内写真から、歯面上の石灰化沈着物と歯頸線より根尖側へ移動した歯肉辺縁を識別する問題です。
解説
歯石はプラークが唾液・歯肉溝滲出液中の無機質で石灰化したもので、表面が粗造なため新たなプラークの停滞因子になります。歯肉退縮は歯肉辺縁が根尖側へ移動して根面が露出した状態で、歯周炎、薄い歯肉、ブラッシング外傷、歯の位置など多因子が関与します。写真では色、表面性状、歯頸線との位置関係を観察します。
選択肢の確認
- a 歯石:歯頸部に付着する硬い沈着物が写真で確認できます。
- b クレフト:歯肉辺縁から根尖方向へ走るV字状・裂溝状の欠損で、写真所見とは異なります。
- c 根面う蝕:露出根面の軟化や褐色病変を診査して判断しますが、提示像で確認される中心所見ではありません。
- d 歯肉退縮:歯肉辺縁の根尖側移動と根面露出が観察されます。
覚えるポイント
退縮があれば根面う蝕と知覚過敏のリスクも評価し、原因に応じて清掃圧、補助用具、フッ化物利用を調整します。